円形脱毛症の治療

円形脱毛症は、頭髪や体毛が円形または楕円形に抜ける自己免疫疾患です。以下に主な治療法を説明いたします。

【外用療法】

1. ステロイド外用療法：抗炎症作用のあるステロイド外用薬を患部に塗布する方法です。
2. 血行促進作用のある外用薬：血流の改善を促す外用薬を用いる治療法です。
3. 局所免疫療法：かぶれを起こす薬剤を使用して免疫反応を調整する治療法です。

【注射療法（局所注射、点滴）】

1. ステロイド局所注射療法：炎症性の脱毛症部位にステロイドを直接注射する方法です。
2. ステロイドパルス療法：短期間で大量のステロイドを点滴する治療法です。

【内服療法】

1. ステロイド内服療法：抗炎症作用のあるステロイドを内服する方法です。
2. その他の内服療法：抗アレルギー薬、セファランチン、グリチルリチン酸などを用いる方法です。

【新しい治療選択肢】
リットフーロ（JAK3/TECファミリーキナーゼ阻害剤）

• 対象者：重度の円形脱毛症の方。
• 効果：炎症の原因となるサイトカインのシグナルを阻害することで、炎症を抑制します。