イソトレチノインのメカニズム

イソトレチノインはビタミンA( レチノール)の活性型(レチノイン酸)のイソ体(光学異性体の1つ)を製剤化したものです🧬
主に重度のニキビ治療に用いられ、根本からの改善を叶える治療薬です💊

イソトレチノインの副作用として最も多く挙げられるのが乾燥ですが、
🔹なぜ乾燥がおこるのか?
🔹そもそも、ビタミンAがニキビにどのように作用するのか?
をご紹介します🔍

✅ビタミンAは、なぜニキビに効果的?🤔💭
📍皮脂分泌の抑制
ビタミンAは、皮脂腺のサイズを縮小し、皮脂の分泌量を減少させる効果があります
過剰な皮脂はアクネ菌の増殖を助長するため、これを抑えることがニキビの改善に繋がります

📍角化異常の正常化
ニキビの原因の一つに角化異常による毛穴の詰まりがあります
ビタミンAは、皮膚細胞のターンオーバーを促進させることで毛穴が詰まりにくくなり、ニキビを予防します

📍抗炎症作用
アクネ菌が増えると、皮膚内部では排除しようという免疫が働くため、皮膚に炎症がおきてしまいます
ビタミンAは、この免疫反応を抑えてバランスを整えます。

✅乾燥はどうしておこる?🤔💭
皮脂は皮膚や粘膜を保湿し、外部刺激から守る役割を果たしています🤝
ビタミンAは、皮脂の分泌を抑制するため肌や唇が乾燥しやすくなります🫦
また、ビタミンAは皮膚細胞のターンオーバーを促進させるため、皮膚のバリア機能が一時的に弱くなります🤧
バリア機能が低下すると、水分が蒸発しやすくなり、乾燥をひきおこしてしまいます🌀

⚠️ イソトレチノイン内服治療は、自費診療です

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