人喰いバクテリア

ニュースなどで【 人食いバクテリア 】という言葉を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか📺
人食いバクテリアは日本で増加傾向にあります。
そこで、今回は人食いバクテリアについての原因や感染経路、症状などを紹介していきます📝

🔹 人食いバクテリアとは

人食いバクテリアとは、劇症型溶血性レンサ球菌感染症という細菌感染症のことです🦠主な病原体はA群溶血性レンサ球菌というもので、発症から一気に進行するのが特徴です⏰壊死性筋膜炎が引き起こされ、皮膚・筋肉・脂肪などの組織が液状化して壊死してしまい、真っ黒な状態になります。
発症者の30%が死亡との報告も挙げられており、進行スピードが速く、液状化する状態がまるでバクテリアに食べられたかのようであることから、劇症型溶血性レンサ球菌感染症は【 人食いバクテリア 】と言われています😱

🔹 感染経路

小さな傷口や鼻や喉の粘膜から侵入し感染するとされています🩹🩸
手指衛生や咳エチケット、傷口の清潔な処置をしっかり行う事が大切です。

また、糖尿病、慢性疾患、がん、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患を持つ人や、ステロイドなど免疫を抑制する作用のある薬剤を使用している方の発症リスクが高いとされています🗣️

🔹 症状
・手足の痛み ・腫れ ・高熱 ・血圧低下 
・めまい ・錯乱状態 ・広範囲の紅斑 
・傷口やその周りを押すと強い痛みがある

敗血症などにより命を落とす危険性があるので、早めの治療が肝心です。
ただ、基礎疾患やリスクの低い人では、あまり心配しなくても良いとも言えます。

医療情報

前の記事

脂漏性皮膚炎
医療情報

次の記事

清上防風湯