円形脱毛症について

円形脱毛症は、関節リウマチなどと同様に自己免疫疾患の一つであり、免疫細胞(T細胞)が毛包を攻撃することで生じます。正常な状態では、免疫細胞は外部の異物を攻撃しますが、円形脱毛症では誤って自分の毛包を攻撃してしまいます。この攻撃により、毛包周囲に炎症が起こり、髪の毛が抜け落ちる原因となります。

重症の円形脱毛症患者の中で、回復する人は約25人に1人とされています。治療を開始しても効果が出るまでには時間がかかり、3ヶ月から半年以上かかることが多いです。毛の生え変わりには周期があり、治療開始から効果が現れるまでにはこの周期を考慮する必要があります。

当クリニックでは、最新の治療法を用いて円形脱毛症の改善を目指しています。自己免疫疾患としての理解を深め、適切な治療を行うことで、少しでも早くの日常生活への復帰をサポートいたします。