外傷性刺青(がいしょうせいしせい)
外傷性刺青(がいしょうせいしせい)とは、事故や外傷によって皮膚の内部に異物が入り込み、そのまま沈着して色素のように残ってしまう状態を指します🧑🏻⚕️
意図的に針で色素を注入する通常の刺青(タトゥー)とは異なり、意図せずに生じるものです⚠️
異物が沈着した部分に色素沈着が起こり、黒や青、灰色の斑点が残ることが多く、時間が経過しても自然には消えないことがほとんどです👀
🔹原因は?
✅交通事故:転倒時にアスファルトや砂利が皮膚にめり込み、そのまま取り除かれずに残ることがある。特にバイクや自転車の事故で発生しやすい
✅火薬や爆発事故:火薬や金属片が爆発の衝撃で皮膚に埋まり、黒いシミとして残ることがある
✅鉛筆の刺さり傷:鉛筆の芯(黒鉛)が皮膚に残り、黒っぽい斑点ができることがある
✅金属や機械による傷:工場作業中の事故などで金属の微粒子が皮膚に入り込むことがある。鉄粉が皮膚に残ると、黒ずんで見えることがある
🔹治療法
外傷性刺青の治療では、レーザーのエネルギーを色素沈着部分に照射することで、沈着した異物を微細化し、体の自然な排出機能によって徐々に除去します💥
当院で導入している【QスイッチYAGレーザー】は、短いパルスで色素を破壊し、体内の免疫機能を利用して徐々に排出させるため、周囲の皮膚にダメージを与えにくいのが特徴のレーザーです☺️
✅ 黒・青・灰色の色素沈着を徐々に薄くする
✅ ピンポイントで治療が可能なため、周囲の健康な皮膚を傷つけにくい
✅ 治療後の色素沈着や瘢痕(はんこん)のリスクが低い