亜鉛欠乏による皮膚症状
亜鉛は人体に不可欠な微量ミネラルです
人体で合成することは不可能なため食事から摂取する必要があります
通常、不足することはほとんどありませんが、偏った食生活や不規則な生活、ストレスの蓄積による消費量の増大、腸管からの吸収の低下などが起こると不足しやすくなります。不足すると皮膚などにさまざまな悪影響をもたらします
亜鉛が欠乏すると、皮膚に以下のような症状が出ることがあります
皮膚炎
:特に目や口の周り、耳、手足の指先に赤み、ぽつぽつ、カサカサなどの症状が現れます髪の毛が抜ける
:機械的な刺激を受ける部分に強く表れやすいです爪の変形
表皮内出血
ニキビができやすくなる
亜鉛不足の原因として以下が考えられます
偏った食事や極端なダイエットにより亜鉛の摂取量が不足している
亜鉛の吸収を阻害する食品添加物(ポリリン酸など)を含む加工食品やレトルト食品を多く利用している
アルコール類を日常的に多量に摂取している
:アルコールの代謝に関わる酵素が亜鉛を材料としているため、体内の亜鉛が使用されるストレスが多い、生活が不規則
腸管の炎症により腸管からの吸収が低下している
特定の薬剤(降圧剤、利尿剤、解熱鎮痛剤、抗菌剤、糖尿病治療薬など)を長期服用している